これから日本で起きること

【岸田首相+植田総裁】
6/16植田日銀総裁になってからの2回目の日銀金融政策会合が行われ、「金融緩和継続」が明示された。
すなわち、2013年から継続する「安倍首相+黒田総裁」の異次元金融緩和の継続を意味する。
すなわち日本の金利をマイナスから低位に抑制し、円を市中に大量に注ぎ込み日本経済をじゃぶじゃぶの状況にする。昨年までは米欧も同様に低金利にして金融緩和継続していたが、昨年から米欧は出口戦略を実行に移し金利を大幅に上昇させ米は5.25%、欧州は4%だ。これに対して日本はイールドカーブコントロール政策でほぼ0%金利。5%レベルの大きな金利差が日⇔米欧で発生し当然$ユーロが買われ日本円が売られる円安状況となっている。
詳細の説明は割愛するが、これにより日本の大バーゲンセールが開催中となっており、日本の全てのものが海外から買われる状態となっている。そして株式も5/18に3万円を突破し今もなお上昇継続し6/16の終値は91年のバブル崩壊後の最高値を33706円と更新している。
メディアにもでないが、間違いなく岸田総理と植田日銀総裁は裏でこの株バブルの継続を示し合わせていると思う。


【インフレの進展】
今後日本は大幅なるインフレとなると想定される。既に多くの消費物品が上昇し、人手不足(移民数停滞もあり)による賃金上昇、しているが海外の多くの国が金融緩和終了して金融引き締め政策に転換している中、日本のみの0金利政策の影響は甚大となり、インフレが加速していくと想像できる。すなわち、通貨円の価値が下がっていき物価が高騰していく。最近の米国のインフレが5~8%だが毎年預金口座にあるお金の価値が5~8%目減りしていくという事になる。皆さんが働いて頑張って貯金して毎年預金してその預金が5~8%くらいの上昇率であればその増加分はお金の価値の減少で増えていないと同じ状況になる。預金増加しなければ、毎年インフレ分預金が消えていくのと同じことになる。具体的に言うと1000万円銀行口座にあるとすると毎年50~80万円失っていくことを意味する。1億円の預金資産の場合は毎年500万円から800万円を失っている。これまでのデフレ日本そしてCASH王道の時代は終焉したのだ。これに早く気がつく人と気がつかない人では莫大なる差ができる。おそらく日本の高齢者の大半は気がついていない。現在日本には1100兆円の現金預金があるが毎年100兆円を失う事態が始まりつつあるのだ。

【株高】
一方円安、中国地政学リスク&米中対立、日株PBR上昇課題、業績回復で日本株式は上昇していく。途中一旦は調整して下がる場面も想定されるが、4万円や更に5万円超えもあり得ると考える。1991年にバブル崩壊しその後30年間もの間、真面目に真面目にデフレ経済を美徳として耐えてきた日本が30年の失われた空白経済を取り戻し目覚める時期がいよいよやってくる可能性が高い。


【株資産家と貧民の2極分化】
そういうインフレ+株高の状況下、資産は株式で持たないとどんどん目減りしていく。株は怖いと言って手をださない人と果敢に研究して良い株式で資産を持つ人との格差が甚大なものになる2極分化の時代になると想像する。日経平均の3万→4万→その上の上昇の流れに上手くのり資産を増やす人とそうでない人との格差が広がる可能性がある。この動きはこの2~3年顕著になり長期化の可能性もある。但し、植田日銀総裁がイールドカーブコントロールを撤廃し0金利を停止し金融引き締めに入るタイミングで流れが変わる可能性もある。しかし植田新総裁はブレーキとアクセルを上手くコントロールできる人物であるとみているので2年以上は好景気がもたらされると想像する。
【具体的に何をすべきか】
デイトレードやオプション取引、信用取引等は難しいので近づいては駄目だ。素人でも堅実に資産が増える「長期分散投資」そして「複利」を最大限活用した「ドルコスト平均法」での「INDEX」投資から始めてみると良い。やっている人とやっていない人で長期的に大きな貧富の差ができることになる。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

前の記事

就活早期化