多様化の時代を生き抜く

【過去の日本の生き方/働き方】
新卒一括採用、終身雇用、定年退職とリタイヤ／年金生活といったキーワードで表される様な時代が昭和／平成にはありました。会社に入ったら一生そこの会社で働き定年退職し、６０歳以降は厚生年金/国民年金に支えられて８０歳前後までの２０年前後のリタイヤ期間を生きて人生を終える。
転職組はマジョリティーではなく、一生４０年くらい働いてご褒美の様な退職金を貰いキャリアを終える。子供も各家庭２人以上つくり育てあげる。副業は会社就業規則で禁止され、一つの会社に勤めあげるのが当然の時代でした。

【過渡期である現在の生き方/働き方】
新卒一括採用は残っているが、入社３年以降の転職や起業が増加。終身雇用の率は低下。終身雇用に期待しない人も８割を超過。出生数減少、人口減少、高齢者人口増加が進行中で将来への不安が増大中。定年年齢は６０歳であるが、年金が支給開始される６５歳までの空白期間を埋めるべく雇用義務が法令化され、多くの企業で６０～６５歳は再雇用制度という過渡期の制度を採用中。再雇用制度は収入は半分程度で役職はなく真の意味で企業への貢献できているのか、働き甲斐があるのか？という意味ではとても曖昧な状況。

働き方という意味では、ネットを使った様々な仕事が可能となっており、副（複）業で稼げる時代になりつつある。また政府が中心になり株式投資を推奨していることもあり、各種投資を通じて資産形成が可能な時代になりつつある。一つの会社にしがみつかなくてもお金を稼ぎ生きていける環境が整いつつある。副（複）業経て独立起業するケースも増加している。また副業を認める企業も増加中。出生数は１世帯当たり１．３人を切り過去最低レベルで少子化高齢化がますます進む。政府は子育て支援策を推進中も効果があるかどうかは不明。

【これからの日本の生き方/働き方】
これからは日本の新卒一括採用は残るも終身雇用制度は崩壊し人材の流動化が進むと思われる。定年制度や退職金制度も見直しが行われ勤務年数ではなく貢献度評価により退職金の金額も決まる時代となるでしょう。もしくは退職金や定年という制度も廃止される可能性もあると思う。人事評価も成果主義が中心となり、過去の日本の様に会社に出社してさえいればＯＫという時代は終焉する。ChatGPT含めた

ＡＩが仕事を奪い簡単な仕事は減少していく可能性がある。極端な例では有期間契約の雇用形態に転換していく可能性もある。即ち１年や２年契約で毎年目標と成果を比較し、雇用契約を継続するか契約を満了（即ちクビ）するかという欧米や中国同様の雇用形態に転換する厳しい時代が来る可能性もある。被雇用者は厳しい環境を生き抜くために自分のスキルを高めることが求められ、これに対応できない人は淘汰されていく。一方ネットで金を稼ぐ事が普及し複業が当たり前の時代となる。ネットでの物販やスキル活用型やコンサルタント業務含めたビジネスが普及し、企業から離れる人々の構成比が増大。年金の原資が大幅に減少し年金受給額や開始年齢も７０歳そして７５歳への変更されていくだろう。定年制度は多くの企業で廃止されるが公務員等の定年年齢は７０歳となるだろう。即ち国民全体男女とも間違いなく最低７０歳までは働き続ける時代に転換するだろう。２０２２年の高校３年生から学校で金融教育が開始されており、今後社会に出ていく世代では金融リテラシー、投資リテラシーが高まると予想される。年金は大幅に減少し支給年齢が７０歳以降となるため年金に頼らない資産構築のため多くの人々が投資を行う時代がくる。日本の投資を行う人々が海外投資家競争相手に投資で負けない力をつけ投資で稼ぐ時代が来ると予想します。

【世代間不公平を乗り越えて多様化の時代を生き抜く】
これから社会に出る人は上記の様な時代を生き抜いていく必要がある。厳しさ難しさもある一方選択肢や可能性が広がりチャンスもある。しかしまずは入社した企業でのビジネスに全力集中すべきだ。そこで２～３年で基本をみにつけ社会人として一人前になることを目指すことが重要。なぜならば社会人ビジネスマンとしての基本を身につけることは予想以上に重要だからだ。ここの基礎部分が抜けている人物がたまにいるが、そういう人物は必ずどこかで足をすくわれるだろう。そしてその上でビジネス分野でのコアスキルを修得することが重要。起業するにしても複業するにしても転職するにしても自分の専門分野での専門知識やコアスキルを活かしたビジネスを行うことになるからだ。こうしてコア部分をかためたら６～１０年目に一度選択肢を整理し進路をよく考えてみることだ。そして複業するか？起業するか？転職するか？良く考えて決めることだ。そしてこれからは年金に頼らない資産構築も進めることが重要。ＮＩＳＡやＩＤＥＣＯは必ずやるべきだ。投資の利益の税金約２０％を無税にしてくれるこの制度を活用しない人は馬鹿だと言い切れる。月３３３３３円年間４０万円を２０年間ドルコスト平均法でＩＮＤＥＸ投資しほかっておくだけで２０００万円貯まる（自己資金は８００万円）。これはほんの一例ながらいずれ家族ができ子供ができ教育費や養育費が多額に必要になる時が来る。また老後の資金も貯める必要がある。年金はもう期待できない。会社に頼らず、年金に頼らず、国に頼らず自力で生きていく力をつけ楽しんで生き抜いてください。