志望動機=愛を語る

【就職=結婚】
就活サポートを長らくやっていていろんな内定の例を見ていると「就活=婚活」「面接=お見合い」「内定=婚約」「入社=結婚」という具合に、結婚と就職がとても良く似ているなと感じます。5月を過ぎて夏頃になってもなかなか内定獲得がない人に関しては たまたま 未だ「運命の人」=「運命の企業」に出会っていないだけだと思います。その後も粘り強く就活続ければ間違いなく「運命の会社」に出あう。それを毎年見てきました。結婚の場合も日本の場合、一夫一婦制なので相手は一人(企業から見れば一夫多妻制かもしれないが、気に入って推す面接官が一人だとすると一夫一婦制かな)。就職も入社できるのは1社。この「内定=婚約」が成立するのは学生と企業がお互いに相手を「好きになる」、「気に入る」、「満足する」「気になる」「一緒にいたくなる」「お世話したくなる」「惹きつけられる」「かまってみたくなる」「頼りになりそう」「なんかやってくれそう」「儲けさせてくれそう」「信頼できる」等いろいろ理由があると思うし、いろんなケースがあると思う。この感覚や感情はまさに運命の出会いそのもの。就活で100社エントリーして100社内定は絶対ありえません。80%、90%、99%の企業からふられるのがほとんです。1社、2社、3社内定が貰えれば成功だと思います。中には2桁の内定を貰う人もいるかもしれないですが、それはほんの数%に過ぎないと思います。それくらい就職は運命の出会いを探す活動なのです。

【本気度の証明】
自己PRは1枚作っておけばいいと思います。ESに私はこういう人間です。紙に書いたことが嘘じゃないことは面接であって確かめてね(人事なんだから人を見る目はプロでしょ笑)。それであなたへの本気度は「志望動機」を聞いて確かめてね。ということでその企業が本当に好きなら他の学生と比べて一番その企業を研究して、知っているはず。
まさに「ラブレター」そのもの。100社エントリーして40社ES出して面接15社だとどうしても志望動機は甘くなる。仕方ないですね。しかし、ここを完璧にやって臨めば内定は貰いやすくなると思います。
HPから企業を研究し、業界等もネット上で検索すればかなり知ることができます。

【素の自分を知って欲しい】
たいていの学生は、OB訪問や、HPや会社パンフや書籍で研究するでしょう。基本最低はそれくらいざっとでもいいし面接でポイントを言えるくらい準備して欲しい。他の学生と差別化できる「愛の言葉」が語れればいいですね。でも会社からしてみると本当に自分の素の姿を理解してくれている学生は気になる。たいていの学生は美化したりちょっとずれていたり、しているから。人間同様「正しい地の自分」を理解している人は好感をもってくれるはず。

【財務諸表】
「素の自分」これをあらわしているのは「財務諸表(PL、BS)」です。これはHPのIRデータ等からダウンロードできます。これは粉飾決算をやってないかぎり正確な「素の自分(=会社)」を表している。BSは読めないかもしれないが、PL(Profit&Loss)くらいは何となく感覚で理解できると思います。売り上げがどうで、営業(経常、税前)利益、がどれくらいなのか。コロナショック直後と22年3月期と比べてどうとか理解できるといいですね。一部の学部の学生はわからないかもしれません。その場合は忘れてもいいです。もしくは近くて解る人に教えてもらえばいいと思います。このあたりの状況を理解していると強いと思う。

【人・先輩】
実際にOB先輩に会って一緒に働きたいという思い。これは志望動機の中で使う人が多いと思う。これがある程度まで有効で面接で使うのも良いと思いますし経験上わかりますが、決して決め手にはならないのであしからず。

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