志望企業分析と自己分析

【今何をしたらいいのか】
3月の就活解禁まで2ヶ月弱(約50日)です。今何をしたらいいのかわからない人も多いと思います。そういう人にはまずは、相手(企業)と自分を知る活動を始めることをお薦めします。

【相手を知る・自分を知る】
就活は「結婚や恋愛」と同じだと思います。まずは結婚(就職)相手となる企業について調べること。そして自分について良く理解すること。この2つがとても大切です。2つのマッチングが合っているのか?それとも合っていないのか?相手を良く調べずに一目惚れして、片思いに終わったり最後の最後に振られて「NNT」状態にならないためにも自分はどんな長所、短所があってそれを生かせる企業はどこだろうかということを両者掘り下げ調べることが重要です。しかし、完璧にこれが解るわけがありません。志望企業の中には一目惚れ企業があってもいいのです。ただその1社や1業界に絞らないこと。間違っていた時に備え複数候補を持つ事が大切です。

【志望業種・企業を考える】
まず、相手である企業と業界について調べましょう。方法はその企業のホームページを見ることです。そこには会社概況やIR情報そして採用情報のページに先輩の話しが載っています。WIKIも概要おさえるのに役に立つと思います。その他の方法としては先輩に会うことです。そこで働いている人の生の声を聞くことは臨場感があり役立ちます。どんな社風でどんな仕事をしていて、どんな能力の人を求めているのか?企業は人と同じようにそれぞれの性格が全く異なります。細かく繊細で洗練された人が多く占める企業に骨太で、破天荒なタイプはあわず、入りにくいかもしれません。私の教えたある学生は「あなたは商社に行ったほうがいいね」と大手銀行の最初の企業セミナーで言われました。そういうものは人事から見たら一目で感じとれるものなのだと思います。

【自己分析】
次に自分はどういう人間なのか。自分のことは自分でわかるだろうと思うのは大きな間違いです。勘違いしていることが多いです。あなたは他の人からは見えますが、あなた自身を見ることができますか?自分に目と脳がくっついている限り自分のことを全て見ることは不可能なのです。写真を撮ったり、よく映る鏡を見たときに自分はこんな顔をしていたのかとびっくりしたことがありませんか?
それでも、顔の前面だけですよね。あなたの頭の後頭部はどんな形でどんな風に毛が生えているかわかりにくいですよね。それと同じことで、あなたの人間性については写真に写すのと同じように紙に書いてみてやっと少し理解できるのです。まずは大学3年、高校3年、中学3年の最近9年間の出来事を大きな紙に(例えばカレンダーの裏等)に書き出してみてください。30分~1時間あればできます。部活(体育会・文化活動)、バイト、趣味、サークル、生徒会、勉学・研究、留学、異文化体験、親子関係、さまざまな経験を通じて、涙を流すくらい辛かったり、涙を流すくらい嬉しい達成感があったりしたら、それを見つけられたらもう自己分析を達成したも同然です。そういう経験を通じてあなたの強味は形成されてきたはずで、あなたの自己PRの核なのです。逆にだれでも弱みはあるはずです。それも把握しておくと良いと思います。その点も面接で聞かれたりすることもあるでしょうが、本当に伝えるべき弱点と上手く企業に理解してもらえる内容かどうか良く考えて分類し、後者を上手く説明できるようにする準備をしておくことが大切です。

【志望業界・企業】
就活をつきつめれば、相手を知り、自分を知る、そしてそのマッチングを考えてみる。そしてそのマッチングは間違っていても構わないと思います。この活動を通じて複数の業界(できれば3つ以上)を志望業界としてもつことが大切だと思います。3つあれば一つくらい本当に自分にとって相性の良い業界会社が含まれていると思います。

上記以外にも、冬季インターンシップ申し込み受講、大学キャリアセンター活用開始、筆記テスト対策、サポーターづくり、日経新聞購読開始等、その他やることがあると思いますが、頑張りましょう!

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